2010年5月24日月曜日

TPE: Taipei Taoyuan International Airport その2



台北の桃園国際空港のターミナルの中にも、もう少し触れておきます。一番感心したのは、ゲートがあるターミナルに付属したピアに祈禱室(礼拝室)があること。写真はキリスト教の礼拝室内部ですが、隣接してイスラム教と仏教の礼拝室もありました。アムステルダムのスキポールにもガラス張りですてきな礼拝室があります。かつて名古屋の中部国際が計画されていた頃に、礼拝室を作っては道だろうかと提案しましたが、やはり日本では無理だったようです。イスラム教の国にはもちろん祈りの場が設けられていますが、それ以外でも、しばらく静かに過ごすことができるチャペルを併設している国も少なくありません。


ゲートが並ぶピアには免税店やカフェもあり、中央の動く歩道は一方通行のみ(奥へ向かう方向のみ)ですので、免税店で買い物して回るのはちょっと不便かも知れません。もっともコンセプトとしては、すでにターミナル本館の免税店でたっぷりと買い物をして、最後の最後、出発間際に忘れたものを買うと言うことなのかも知れません。


搭乗ゲートはピアの一階下です。エコノミーとビジネスと、入り口がこれだけ左右にはっきり二つに分かれているのも、はっきりしていて気持ちがよい。ところで今回の台湾行き、久しぶりにJALに乗りました。行きは747。そのうちJALの747で外国へは行けなくなりそうなので、それはそれで珍しい体験でした。帰りの成田行きは737-800でした。4と3では雰囲気が全く異なるのもおもしろい。

2010年5月18日火曜日

TPE: Taipei Taoyuan International Airport その1


先日会議があり、台湾へ出かける機会がありましたので、早速ですから台北国際空港の写真をいくつか。台北は昨年9月に続いて二回目となりました。台北の国際空港は、ちょうど羽田と成田の棲み分けのように、都心に近い松山空港が主に国内線、台北からちょっと離れた桃園市にあるのが国際線の桃園国際空港(桃園國際機場)です。


ターミナルは第一と第二があり、二本の滑走路に挟まれて上下で並んでいます。前回はエバー航空、今回は日本航空でしたが、両方とも第二ターミナル。といっても第一ターミナルが中華航空専用というわけでもなく、第二ターミナルにも中華航空は存在しています。二つのターミナルの間を結んでいるのがシャトル電車です。


第二ターミナルは車寄せで降車し、そのまままっすぐ進んでチェックイン。そのまままっすぐ進んでセキュリティーと出国管理。そのままそれぞれのゲートへ。つまり段差がありません。階段を歩くのは実際に搭乗するためにゲート待合に降りるときだけ。わかりやすく優しい構造です。下の写真は、ちょうどターミナル間のシャトル乗り口の近くに掲げてあったターミナル案内図です。台湾は漢字が読めるので表示もよくわかり日本人には安心です。



桃園国際空港と台北の間は高速道路です。それほど混雑しているわけではありませんが、それでも普通に走って1時間は見ておいた方が無難だと思います。ただ高速は途中まで南北を結ぶ幹線の高速と一緒ですから、旅行シーズンとかは大渋滞になることも。ちょうど今回は日本へ帰る土曜日の翌日曜が母の日のため、多くの人がふるさとへと旅行しており、高速は大渋滞でした。

2010年5月1日土曜日

NGO: Chubu Centrair Airport その2




日本航空が小牧を完全に撤退し、中部国際からもかなり運休が出るという報道がなされています。空港が置かれている地域的な事情もあるのでしょうが、欧米便での苦戦が開港当初から続いているのは確かです。地方空港発の国内線との接続をうまく計画すれば、国際線の需要はかなりあるようにも思いますが、観光客だけでは仕方がないのかも知れません。やはり儲かるビジネス需要がなければだめなのでしょう。



中部国際空港は私が大好きな空港の一つです。日本中にある空港の中で、一番使いやすいと思うものの、出発ラウンジ(国内と国際ともに)がちょっと寂しく、特に乗り継ぎはあまり眼目にないようにしか思えません。とはいえ少しずつ改善が加えられています。例えばこのマッサージチェアー。実際にマッサージの人員を雇うより安上がりと言うことでしょうが、10分200円が高いか安いか。意見が分かれるところです。

またコンピュータ用のデスクは最初は設置されていませんでしたが、その後各所に配備されるようになり便利になりました。後は実際にそこで働くビジネスマンがたくさんいれば文句はないのですが。もっと充実してほしい、すてきな空港です。
ただいつも思うことは、このすてきな展望デッキ。風に吹かれて気持ちがよいのですが、寒い日や雨の日にはどうしようもない屋根なしです。せめてどこかに、例えば先端部などに、屋根をかけるなりはできないものかと思います。