スイスの表玄関、チューリヒ空港です。2009年の11月に、巡礼団と一緒にローマへ出かけた際、成田発のスイス・インターナショナル航空を利用したため、トランジットだけの滞在でした。数年前にスイスを訪れた際にはここで入国しましたが、そのときはKLMを利用してアムステルダムからの乗り継ぎでしたから、入国審査はチューリヒでした。当時スイスはシェンゲン条約に加盟していなかったのです。今回もイタリア行きでは単なる国際線トランジットで、ローマでの入国審査になるかと思っていたら、なんと現在のスイスはシェンゲン条約に加盟しており、ここでヨーロッパに入ることができました。たいしたことではないですが、ここで入国(入域か)するかしないかで、たとえばローマは到着ロビーが異なりますから。(上の写真は、ゲートEのターミナルから、本館方面をのぞむ)
1986年に初めてガーナへ出かけたときも、当時まだ存在していたスイス・エアーでした。シカゴからチューリヒへと飛び、乗り換えてローマへ。そしてローマから再びチューリヒに戻って乗り換えてアクラへ。生まれて初めて見るヨーロッパの空港がチューリヒでした。質素な空港だったような覚えがあります。1994年にガーナから最終的に日本へ戻ってくるときも、宣教師の常はKLMだったのですが、何となく感傷的になってスイス・エアーにしてもらった覚えがあります。チューリヒから成田へ飛ぶ便のパーサーに、アクラ生まれの白人男性がいて意気投合したことを思い出します。そのときも、何となく質素というか簡素な、どちらかと言えばビジネスライクな空港という感じでした。(上の写真は本館のAゲートあたり。ローマへの乗り継ぎ待ち)
その後チューリヒ空港は拡張整備され、今ではとてもヨーロッパ的な品位のある立派な空港に成長していました。日本などからの到着便は滑走路に囲まれたEゲートのある離れたターミナルに入り、そのままわかりやすい案内にしたがって地下へ降りて、乗り継ぎや出口へ向かうスカイメトロという電車へ。あっという間にAやBゲートのある本館(とでもいうのか)に到着です。出入国も乗り継ぎもスムースです。(うえの写真と一番下がEゲートあたり。ABゲートと比較すると、新しいのか洗練された感じがします。すぐ下の写真は出発案内表示)
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