2010年11月14日日曜日

ACC: Kotoka International Airport, Accra その1



やっぱりここに触れないわけにはいかないのですが、それにしても写真がない。そう簡単に空港内の写真を撮ることができない国もたくさんありますでしょう。私のアフリカ生活の原点。ガーナの首都アクラにあるコトカ国際空港です。初めて出かけたのは1986年。そのころはそもそも首都自体が薄暗かった。空港も薄暗くて、到着してから、今もあるターミナルのピア部分の廊下にいくつもの机が並び、そこが入国の審査でした。さすがに今はピア部分を歩いて少し行くと広いロビーになり、そこに他の国と一緒の入国審査のブースがあるようになりました。もっとも昔と同様に現在でも、搭乗橋はありません。かつてはあまりにも空港構内も暗いので、夜の到着機には必ず「フォロー・ミー・カー」が出て、スポットまで誘導していましたが、今はさすがに構内にも照明が増え、スポットも明るくなりました。



かつては出発も到着も同じ階で横に並んでいましたが、現在は古いターミナルに増築が施され、到着客は荷物受け取り後に税関を通過して、そのままスロープを下におり、出発階よりひとつ下に出るように改善されました。これで出発客と到着客が入り交じって引き起こされていた大喧噪はなくなりました。少なくともターミナルはきれいに増改築されましたし、出発を待つピア部分も格段に整備されました。



昔はアクラに来る欧州便といえば、KLMとBAとSRあたりが週に三便ほど飛んでくるだけだったのですが、今では米国系やそのほかのメジャーな欧州系も加わり、しかもほとんど毎日飛んでくるなど、格段に便が良くなりました。加えてKQやEKがナイロビとドバイ経由でアジアからは結構上手に接続しています。それにしてもアクラ市内の交通渋滞はすさまじいものがあり、例えばKLM等は夜九時台の出発にもかかわらず、午後3時からチェックインを始めている始末。そんなに早くチェックインして何をするかといえば、ターミナルの目の前に昔からあるバーで、おいしいガーナのビールを飲むのです。ここはおすすめであります。ご飯もおいしくいただけます。