2011年11月3日木曜日

PUF:Pau Pyrenees Airport


フランス南部のスペインとの国境あたり、ピレネー山脈近くの山間に、カトリック教会の聖母マリア出現の聖地ルルドがあります。フランス国内線に乗ってパリから移動してくると、そのルルドの玄関口になると思われるのがこのポーの空港です。ルルドの町からはバズで1時間ほどの距離。2,500メートル滑走路一本の、山間の小さな空港です。滑走路の両端に航空機が転回するスペースが設けられている滑走路の構造です。


それほど多くの定期便があるようには見受けられませんが、今回パリからはエールフランスのエアバスA319便ですから、それなりの乗客数を見込んでいると言うことでしょう。今回訪れた10月はすでに秋も深まり、カトリックの巡礼者もそれほど多くはないシーズンです。ルルドはやはり5月くらいから夏にかけて多くの巡礼者が訪れますから、その頃には大賑わいになるのかも知れません。いずれにしろ、ルルドにしてもこのポーにしても、フランスのこのあたりの美しいこと。もう一度是非ゆっくりと訪れたい地域です。到着階(1階)にある到着と出発の表示板がこれまたいかにもフランスらしいカラフルなすてきなモノですが、これを見る限り、パリのオルリ空港とCDG空港、そしてリヨン便がある模様です。


ターミナルはさすがフランスだけあってとても美しいデザインと内装です。一階が到着、中央のエレベーターやエスカレーターで上がると二階がチェックインと出発。チェックインカウンター前には、いまやどこの空港にもみられるようになった自動チェックイン機が並びます。そのすぐ横がセキュリティ-。小さな空港なので、移動距離は最小限です。


搭乗ゲートも一つ。待合室からみると、到着機はターミナルビルに横付けになるような形でスポットに入ります。そこに搭乗橋がつく形です。そのままプッシュバックせずに前進で出発かと思ったのですが、やはりプッシュバックしての出発でした。



待合室内には出発便があるときだけ開くお土産物屋とカフェスタンドがあります。それほど多くの土産物があるわけではないのですが、最後の最後に忘れないように何かを買うには好都合の小ささかも知れません。